日経平均は8日続伸、引けにかけてプラス圏へ再浮上

  27日の日経平均株価は前日比4円50銭高の1万6178円94銭と8日続伸して引けた。   朝高後は連日高の反動もあってマイナス圏へ沈んだ。ファーストリテイリング <9983> など値がさ株を中心に売りが先行。2型糖尿病治療薬の開発中止を発表した武田薬品工業 <4502> の下げも重しになった。ただ、1万6000円台を維持するなど下値は限られ、引けにかけて下げ幅を縮小。上げに転じた。日経平均の8日続伸は2月28日―3月11日(8営業日)以来。   個別では、13年11月中間期で計画を上回った宝印刷 <7921> や13年11月期業績予想を上方修正した大阪有機化学工業 <4187> は高い。13年11月中間期業績予想を上方修正した日本メディカルネットコミュニケーションズ(JMNC) <3645> はストップ高配分された。14年5月期の純利益予想を上方修正した日本エンタープライズ <4829> も堅調。   26日の取引時間中に13年12月期業績予想を上方修正した帝国繊維 <3302> などはきょうも高く、藤倉ゴム工業 <5121> はマグネシウム電池への期待が継続して急騰した。   半面、4年12月期第3四半期で減益だったしまむら <8227> は軟調。米系証券による投資判断「売り」が観測されたルネサスエレクトロニクス <6723> も弱含みで推移した。13年12月期業績予想を下方修正したセルシード <7776> も急落した。14年2月期業績予想を下方修正し、無配転落を見込んだシーズメン <3083> も大幅安。(編集担当:宮川子平)
日経平均の8日続伸は2月28日―3月11日以来。
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2013-12-27 15:00