東京綱が売り先行、経営計画の発表は材料視されず

 東京製綱 <5981> が軟調。寄り付き直後に5円安(3.1%安)の158円を付けている。  同社は23日引け後、新中期経営計画「TCT―フォワード」を発表した。  東京綱は14年3月期に業績V字回復を果たしたが、スチールコード事業の黒字化や他事業の成長戦略、構造改革で毀損した資本の強化などが課題として残されており、それらを考慮した結果として、16年3月期までの2カ年計画を策定したという。  数値目標としては、16年3月期に売上高730億円(14年3月期実績比で3.1%増)、営業利益35億円(同6.1%増)を打ち出しており、経営資源の投入計画としては、設備投資額を2年間合計で57.6億円、研究開発費を同20.5億円を投入する方針としている。  ただし、16年3月期計画の売上高・営業利益が15年3月期予想を下回ることなどが売りにつながったもようだ。(編集担当:片岡利文)
東京製綱が軟調。寄り付き直後に5円安(3.1%安)の158円を付けている。
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2014-06-24 09:45