吉野家ＨＤが小動き、米の自社調達拡大報道には反応薄

　吉野家ホールディングス <9861> が２円高で寄り付いたあと、小幅安で推移。午前９時５２分に６円安の１３７６円まで売られている。 　自社調達米の比率を増やし、コスト減に取り組むと２４日付の日本経済新聞が報道。業績寄与が期待されたものの、株価は直近１カ月程度で１０％超上昇していることもあり、反応は限定的となっている。 　同社は「吉野家」などで年間４万トン程度の米を調達しているが、そのうち４分の１に当たる１万トン程度をコメ農家との売買契約に切り替え、従来の５倍に増やすという。調達コストは１割程度減少すると観測されている。（編集担当：片岡利文）