象印は連日の高値更新、早くも2回目の業績上方修正で割安株買いが増勢
象印マホービン <7965> (東2)は、寄り付きの買い気配から58円高の472円まで買い進まれて続急伸し、連日の年初来高値更新となっている。前日23日大引け後に、今年4月に続いて早くも2回目の今11月期第2四半期累計・通期業績の上方修正を発表、V字回復を鮮明化し、市場コンセンサスを上回ることから割安株買いが増勢となっている。
■高付加価値の圧力IH炊飯ジャーが伸び利益は倍増とV字回復
再上方修正のうち11月通期業績は、4月の上方修正値より売り上げを30億円、経常利益を20億円、純利益を9億円それぞれ引き上げ、経常利益は55億円(前期比2.20倍)、純利益31億円(同93.5%増)と大幅に増益転換し、利益は、市場コンセンサスを18億円~8億円上回る。
前回4月の上方修正時と同様に、国内外で炊飯ジャーやステンレスマホービンの販売が好調に推移したことに加えて、消費税増税に伴い駆け込み需要も売り上げを押し上げ、利益は、国内で圧力IH炊飯ジャーなどの付加価値の高い商品の販売が増加し、海外売上高比率の上昇により売上総利益率がアップしたことなどが要因となった。
■PER10倍台、PBR0.6倍の割安修正で分割権利落ち埋めに拍車
株価は、前期業績の下方修正・減益転換着地から今期業績の増益転換を予想したことを好感して389円高値をつけ、消費税増税による反動減を懸念して年初来安値318円まで売られたが、1回目の今期業績上方修正手掛かりきょう24日の年初来高値まで150円高している。それでもなおPERは10倍台、PBRは0.6倍と割安であり、2007年11月の株式分割(1対3)権利落ち後高値445円を奪回したここからは、分割権利付き最終値1320円を目指す権利落ち埋めに拍車をかけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
象印マホービン<7965>(東2)は、寄り付きの買い気配から58円高の472円まで買い進まれて続急伸し、連日の年初来高値更新となっている。
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2014-06-24 12:00