日経平均は７９円安で寄り付く、売り一巡後は下げ渋る場面も

　２５日の日経平均株価は前日比７９円００銭安の１万５２９７円２４銭で寄り付いた。短期的な過熱感もあり、前日の米国株安を嫌気した売りが先行した。ただ、ドル・円が１０２円手前でもみ合うなど下値が限られ、日経平均も下げ渋っている。 　業種別では、りそなホールディングス <8308> など銀行株、野村ホールディングス <8604> など証券株、アイフル <8515> などノンバンク株の上値が重い。三井不動産 <8801> など不動産株もさえず、日本製紙 <3863> など製紙株、京セラ <6971> などハイテク株なども軟調。 　個別では、海外市場での公募増資を発表したスリー・ディー・マトリックス <7777> が売り気配スタート。アーク <7873> なども売られている。イトーヨーギョー <5287> 、ケイブ <3760> 、タカチホ <8225> などは利益確定売りが優勢となった。 　半面、ｉＰｈｏｎｅ向け決済サービスを開始するアプリックスＩＰホールディングス（ＡＰＬＩＸ） <3727> や、パイオニア <6773> とホームＡＶ事業での提携を発表したオンキヨー <6628> 、ｉＨｅａｒｔ社との技術移転契約を締結したタカラバイオ <4974> が買い気配。１４年１１月期の純利益予想を上方修正した岡野バルブ製造 <6492> も買いが先行した。（編集担当：宮川子平）