岡野バルブが反発、賠償金計上で今１１月期純利益予想を増額

　岡野バルブ製造 <6492> が急反発。寄り付き直後に１５円高の３９３円まで買われている。 　同社は２４日引け後、今１１月期の５月中間期と通期の業績予想を修正。純利益の増額が好感された。 　通期計画の売上高は、従来予想の８５億２００万円から８０億２００万円（前期比９．４％増）に減額。営業利益は１億５０００万円から１億３５００万円（同０．７％増）に引き下げている。 　主要事業の発電プラント用バルブにおいて、国内原発の再稼働に不透明要素が多く、島根原発や志賀原発の耐震対策弁販売、台湾向け案件などが先送りとなっている。また、メンテナンス事業においても柏崎原発工事の一部が先送りとなったことなどが影響している。 　一方、東日本大震災に伴う賠償金が計上されたため、純利益は上方修正。１億２５００万円から２億２０００万円（前期比１７．６％増）に上積みし、増益予想に転換している。（編集担当：片岡利文）