ホットマンは今期後半の業績急回復を織り込む相場に転換

  ホットマン <3190> (JQS)が着実な訂正高波動に乗ってきた。3月20日にジャスダック市場に上場されたが、初値は公開価格520円を約68%上回る871円。好人気で発進したゆえにその反動も大きく、以後は売り優勢の流れが続いていたが、5月21日の安値427円でそうした流れにピリオドを打ち、以後は訂正高波動に乗ってきた。   同社は、イエローハット <9982> 、TSUTAYA、アップガレージ、ガリバー <7599> などのフランチャイズ展開を行うメガフランチャイジー事業を手掛けている。消費税増税の影響を吸収し消費関連株が出直りに向く中、見直し人気が回り始めている。   今2015年3月期は売上げ228億1100万円(前期比横ばい)、営業利益10億円(同7.6%増)を見込んでいる。これを前半と後半に分けてみると、消費税増税による特需の反動減を見込み、9月中間決算では営業損失が1億900万円の見込み。   しかしながら、今年の3月における自動車登録台数の増加を受け、第3四半期にはスタッドレスタイヤを中心とした需要が高まり、通期では売上げは前期比横ばいになる見込み。後半の営業利益は8億100万円と急回復が見込まれ、株価もそこらあたりを先見し始めたものと思われる。   同社は4月末で108店舗を展開しているが、そのうち宮城、岩手、福島の東北地域が82店舗を占める。こうした降雪地帯での展開は、車が必需品で、冬季のスタッドレスタイヤへの交換が毎冬発生する好環境につながっている。   カー用品販売拠点を中心とした効率的な店舗展開も同社の特徴である。カー用品販売店を出店する際に近くに他業態店舗を配置、車の点検やタイヤ交換の待ち時間を他店舗の売上げ増につなげる流れである。中長期に安定成長が期待できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ホットマン<3190>(JQS)が着実な訂正高波動に乗ってきた。3月20日にジャスダック市場に上場されたが、初値は公開価格520円を約68%上回る871円。
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2014-06-25 09:45