日経平均は109円安で取引終了、戻り鈍く安値圏で停滞
25日の日経平均株価は前日比109円63銭安の1万5266円61銭と3営業日ぶりに反落した。短期的な過熱感が意識され、前日の米国株安を嫌気した売りが先行。ドル・円が102円手前で底堅かったため、前場は日経平均も下げ渋る場面がみられたが戻りは鈍く、後場は安値圏で停滞。終盤に先物へのまとまった売りも観測されて下値を探った。
個別では、ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> 、パイオニア <6773> などが軟調。アーク <7873> も連日で売られた。海外市場で公募増資を実施するスリー・ディー・マトリックス <7777> も安い。電線地中化関連として物色が続いたイトーヨーギョー <5287> や、韓国に自社ゲームのライセンス提供を発表して前日に急騰したケイブ <3760> が利益確定売りに押されて値下がり率上位に浮上し、いすゞ自動車 <7202> と新燃料を共同開発すると正式発表したユーグレナ <2931> も急落した。
半面、東証が信用取引における増担保措置を解除したアドテック <6840> はストップ高を付け、値上がり率トップ。3―5月期で営業益2.5倍と報じられたサマンサタバサジャパンリミテッド <7829> もストップ高。iPhone向け決済サービスを開始と伝わったアプリックスIPホールディングス(APLIX) <3727> はストップ高配分された。サイミックスから半導体事業やMEMS事業を譲り受けるPALTEK <7587> も高い。(編集担当:宮川子平)
25日の日経平均株価は前日比109円63銭安の1万5266円61銭と3営業日ぶりに反落し、安値で引けた。
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2014-06-25 15:00