日経平均は５３円高、トヨタ燃料電池車市販で岩谷産が買い気配

　２６日の日経平均株価は、５３円５２銭高の１万５３２０円１３銭でスタートしている。 　前日ＮＹダウが４９ドル高と３日ぶりに反発したことを好感し、日経平均は買いが先行。外国為替市場ではドルが１０１円台後半となり、もみあいが続いている。 　個別では、今２月期純利益を一転増益予想に修正したダイヤモンドダイニング <3073> や、５年ぶりの自社株買いを発表した戸田建設 <1860> 、前５月期予想を上方修正した小津産業 <7487> が買い気配でスタート。 　また、トヨタ自動車 <7203> が燃料電池車の市販を発表したことで、関連銘柄の岩谷産業 <8088> が買い気配となったほか、前日取引時間中にいすゞ自動車 <7202> とのプロジェクトを発表したユーグレナ <2931> も買い気配。 　クレジットカード会社の買収を発表したヤフー <4689> 、海外事業の強化で１９年３月期に営業益６億円を目指す盟和産業 <7284> 、今２月期１Ｑ営業益が３年連続で過去最高益と報じられたニトリホールディングス <9843> なども大幅高となっている。 　一方、国内普通社債の発行登録枠を設定したグリー <3632> は軟調となっており、未定としていた今９月期予想を開示したジャパンベストレスキューシステム <2453> は急落している。（編集担当：片岡利文）