サイバーリンクスは1Q高利益進捗率業績を見直し急騰再現思惑を強め反発

  サイバーリンクス <3683> (JQS)は、50円高の4300円と反発して始まっている。同社株は、今年5月7日に今12月期第2半期(2Q)累計業績の上方修正を発表し、株価がストップ高を演じ、その後14日に発表した今期第1四半期(1Q)業績が、四半期決算は初開示となるため前年同期比較はないが、この上方修正した2Q累計業績に対して高利益進捗率を示したことを見直し急騰再現思惑を高めて買い再燃となっている。今年3月の新規株式公開(IPO)時の高初値倍率やその後の安値からのストップ高、同5月のストップ高など長大陽足を打ち立てる値動きの大きさが、値幅期待も高めている。 ■1Q業績は上方修正した2Q業績に対して88~94%の高利益進捗率   2Q累計業績は、IPO時の予想値より売り上げを3億6200万円切り上げて42億5000万円、経常利益を2億3000万円アップさせて2億7000万円、純利益を1億2700万円切り上げて1億5100万円とした。ITクライド事業では、消費税増税に伴い流通食品小売業向けの基幹業務システムの外税化・税率変更の業務受託が計画を上回り、第3四半期以降に進行を見込んでいた防災システムなどの工事の一部が、2Qに前倒しに進捗、モバイルネットワーク事業も、2Qに携帯電話端末販売が、期初計画を上回るとして上方修正した。   これに対してその後発表した1Q業績は、売り上げ25億3800万円、経常利益2億3900万円、純利益1億4300万円で着地し、2Q累計業績対比の利益進捗率は、88.5%から94.7%と目安の50%を大きく上回った。   なお今12月通期業績は、流通業向けビジネスの営業進捗状況、官公庁ビジネスの入札案件の受注確度、工事進捗度合い、iPhoneを含む携帯電話端末の新機種の販売開始時期など不確定要素が多いとしてIPO時の予想を据え置き、売り上げ86億6600万円(前期比16.0%増)、経常利益3億8000万円(同10.6%増)、純利益2億3500万円(同23.2%増)と見込み、配当も、33円(前期実績32円)と増配を予定している。 ■3分の1戻し水準から半値戻し、全値戻しにチャレンジ   株価は、公開価格2400円でIPOされ、6550円で初値をつけ上場来高値8290円まで買い進まれ公開価格比3.4倍の大化けをし、IPO人気一巡後の3610円安値からストップ高、その後の2991円安値からは2Q累計業績の上方修正でストップ高を交えて4390円高値まで約5割高した。ただ、1Q決算発表で12月通期業績をIPO時の据え置きとしたことで上場来安値2908円までダメ押しし、6割高と持ち直し三角保ち合いに煮詰まり感を強めている。この保ち合い圏は、最高値から最安値までの調整幅の3分の1戻し水準であり、半値戻し、全値戻しと上放れよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
サイバーリンクス<3683>(JQS)は、50円高の4300円と反発して始まっている。同社株は、今年5月7日に今12月期第2半期(2Q)累計業績の上方修正を発表し・・・・。
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2014-06-26 10:45