WTI原油3日ぶり反発、米国内産石油の輸出拡大報道に好感

 6月日のスポット金は小幅上昇となった。第1四半期(1~3月)の米実質GDP(国内総生産)確定値が予想を下回ったことが背景になった。NY時間米商務省の発表によると、第1四半期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率) は前期比2.9%減と、2009年1~3月期以来で最大の落ち込みとなった。一方、5月の米耐久財受注統計コア資本財受注は前月比0.7%増。前月は1.1%減(速報値1.2%減)だった。全体の耐久財受注額は1%の減少だった。  また、イラクでの紛争が拡大する懸念や、米連邦準備制度理事会(FRB)が超低金利を維持するとの見方が強まったことが金価格を支えた。ただ、前日(24日)に2カ月ぶりの高値1325.7まで上昇していたことから、一部で利食い売りが出て上げ幅は抑えられた。  WTI原油8月限は3日ぶりに反発した。米連邦政府が国内産石油の輸出拡大に道を開いたことが好感された。25日の米欧石油市場では、米政府が最小限の工程を経た超軽質原油の輸出を認め、40年間続けている米国産原油輸出禁止措置を緩和したとの報道を受け、米国産標準油種のWTIが反発した。    ただ、同日に米エネルギー情報局(EIA)の週間原油在庫が減少予想に反し積み増しとなり、米原油需要の伸び鈍化の可能性を示す内容となったことから、上げ幅が縮小した。EIAの週間統計では、原油在庫は前週比170万バレル増、3億8810万バレルとなった。事前予想は160万バレルの減少だった。(情報提供:東岳証券株式会社)
WTI原油8月限は3日ぶりに反発した。米連邦政府が国内産石油の輸出拡大に道を開いたことが好感された。25日の米欧石油市場では、米政府が最小限の工程を経た超軽質原油の輸出を認め、40年間続けている米国産原油輸出禁止措置を緩和したとの報道を受け、米国産標準油種のWTIが反発した。
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2014-06-26 10:45