日経平均は213円安で取引終了、後場一段安、先物に大口の売り観測
27日の日経平均株価は前日比213円49銭安の1万5095円00銭と大幅反落して取引を終えた。米国株の下落や円高進行を嫌気した売りが先行。週末で買いの勢いは鈍く、下値を探った。後場寄り直後に先物への大口の売りが観測されると日経平均は下げ幅を一時280円超に拡大。売り一巡後は下げ渋ったものの、戻りは限定的だった。
東証1部の業種別株価指数騰落率ランキングでは、タイヤ株や金属株、石油株、ガラス株、精密機器株などが値下がり率上位となった。一方、クレディセゾン <8253> 、オリエントコーポレーション <8585> などノンバンク株は上昇し、関西電力 <9503> など電力株の一角も底堅かった。
個別では、KLab <3656> 、マーベラスAQL <7844> などゲーム関連株が値下がり率上位に浮上。菊池製作所 <3444> 、CYBERDYNE <7779> などロボット関連株もさえなかった。国内証券が目標株価を引き下げた横浜ゴム <5101> も軟調。前日にストップ高配分されたダイヤモンドダイニング <3073> や水素関連の岩谷産業 <8088> などは利益確定売りに上値を抑えられた。
半面、自社株買いを発表した三機工業 <1961> は高い。自動運転の公道実験を開始すると発表したアイサンテクノロジー <4667> やiPhone向けアプリの配信を開始したブロッコリー <2706> は一時ストップ高を付けた。皮膚がん「メラノーマ」の新薬が承認されると報じられた小野薬品工業 <4528> も堅調。水素関連でも、三菱化工機 <6331> や加地テック <6391> などは物色が続いた。(編集担当:宮川子平)
27日の日経平均株価は前日比213円49銭安の1万5095円00銭と大幅反落して取引を終えた。
japan,economic
2014-06-27 15:00