世界の石炭消費量、中国が約半分・・・対GDP比で「エネルギー効率の悪さ」を露呈=中国メディア

中国メディア・新華網は6月28日、中国政府系シンクタンクの中国社会科学院などが6月26日に発表した「エコシティづくりにかんする発展リポート」で、中国の年間石炭消費量が世界全体の消費量の約半数を占めたことが明らかになったと報じた。
同科学院などが発表した「中国エコシティ建設発展報告(2014)」では、中国は2012年、石炭・石油・天然ガスなどすべての1次エネルギー源を標準炭に換算した場合、36.2億トン(標準石炭換算量)を使用した。全世界の20%を占めたという。石炭だけでは全世界の約5割を中国一国で使用した。
GDP1単位当たりの生産に必要なエネルギーの量は、米国の3.3倍、日本の7倍であるほか、ブラジルやメキシコといった発展途上国よりも高く、世界平均の2.5倍となった。
消費エネルギーの構成比は、石炭が68.5%、石油が17.7%、水力が7.1%、天然ガスが4.7%、原子力が0.8%と石炭エネルギーが圧倒的多数を占めた。
記事はこれらの統計から、12年の石炭消費について「わが国は全世界の半数近くを占めた」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・新華網は6月28日、中国政府系シンクタンクの中国社会科学院などが6月26日に発表した「エコシティづくりにかんする発展リポート」で、中国の年間石炭消費量が世界全体の消費量の約半数を占めたことが明らかになったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-06-29 12:45