曲面ディスプレイ、富士康CEOが興味を惹かれない理由・・・「消費者の尻に合わせる」だけだから?=中国メディア

韓国のサムスンとLGが「曲面ディスプレイ」の携帯電話の分野で研究開発を進めていることについて、iPhone(アイフォーン)などの生産を請け負っている台湾企業の富士康(フォックスコン)の郭台銘(かく・たいめい)CEOはこのほど、「ディスプレイが曲がるスマートフォンは消費者の尻にフィットさせるためだった」と述べ、「開発を争う価値がどこにあるのかわからない」と語った。中国メディアの獵雲網が6月27日付で報じた。
記事は、富士康の株主総会で郭台銘CEOが「ディスプレイが曲がることに人びとは驚きを示すが、もっとも重要なのは実用性だ」と指摘したことを紹介。
サムスンが2013年に曲面ディスプレイのスマートフォンを発表したことに対し、記事は「イノベーションを重要視する郭台銘CEOだが、曲面ディスプレイはあまり興味を惹かれなかったようだ」と論じた。
さらに郭台銘CEOが過去にサムスンとLGの製品発表会に参加した際、現場のスタッフにディスプレイが曲がる必要性について尋ねたところ、「ズボンの後ろポケットに携帯電話を入れた時にフィットできるように」と回答があったと紹介した。
郭台銘CEOは株主総会で同エピソードを紹介したうえで、「これがディスプレイ業界で世界一を争う企業の見解だ。曲がる携帯電話は消費者の尻に合わせるためだったのだ」と笑いながら語ったという。
記事は、郭台銘CEOが「消費者が携帯電話を使用するうえで、携帯電話を操作する時間と通話する時間を比べれば操作する時間のほうがより長いはずだ。ならばディスプレイが曲がっている必要はない。ディスプレイが弯曲しているとディスプレイが見づらいだろう」と語ったことを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国のサムスンとLGが「曲面ディスプレイ」の携帯電話の分野で研究開発を進めていることについて、iPhone(アイフォーン)などの生産を請け負っている台湾企業の富士康(フォックスコン)の郭台銘(かく・たいめい)CEOはこのほど、「ディスプレイが曲がるスマートフォンは消費者の尻にフィットさせるためだった」と述べ、「開発を争う価値がどこにあるのかわからない」と語った。中国メディアの獵雲網が6月27日付で報じた。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,korea
2014-06-29 16:30