【今日のドル円】200日線割れに対する市場の反応に注目
前週27日のドル/円は200日移動平均線(この日は101.671円)を下抜けると、一時101.315円まで下げ幅を拡大。引けにかけて101.478円まで戻すも、同線を回復することなく終えた。
その200日線について、2013年以降で引値での同線割れは1日のみであり、しかもこの日は同線をわずか数銭下抜けたに過ぎなかったが、今回はしっかりと割り込んでいる。また、足元で同線の傾きが横ばいに近づいている事もあり、仮に27日安値を割り込むようならば、グランビルの法則の売りサインが点灯したと解されやすい。その場合は101円ちょうどの節目や、今年に入ってからの安値ゾーンである100.70-80円レベルを順に試す事となるだろう。
ただ、27日は安値を付けた後は下げ渋っていることから、本日も引き続き下値の堅さが見られるようならば、反発もあり得る。仮に同線(本稿執筆時点では101.681円)を回復できれば、同線下抜けは一時的との見方から売りの勢いが後退することも考えられる。本日は同線を割った事に対する市場の反応に注目したい。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
前週27日のドル/円は200日移動平均線(この日は101.671円)を下抜けると、一時101.315円まで下げ幅を拡大。引けにかけて101.478円まで戻すも、同線を回復することなく終えた。
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2014-06-30 10:30