27日のWTI原油小幅上昇、イラク産原油の供給不安の後退や米株式軟調などが背景

 6月27日(金曜日)のスポット金は、横ばい。米国の消費者景況感に関する統計が予想を上回り、ヘッジ資産としての金の買いが弱まった。NY時間ミシガン大学が発表した6月の米消費者信頼感指数(確報値)は前月の81.9から82.5に上昇し、事前の市場予想82.0を上回った。  WTI原油は小幅上昇。イラク産原油の供給不安の後退や米株式軟調などが背景になった。市場はイラク情勢への警戒感は根強いものの、油田が集中する南部に戦闘が拡大していないため、同国産原油の供給に当面影響はないとの見方が広がった。リビア国営石油会社(NOC)も前日、抗議活動の収束を受けて南西部のエルフィール油田が稼働を再開した結果、同国の産油量が日量30万バレルに回復したと公表。また、米エネルギー情報局(EIA)が25日に発表した週報で、国内の原油在庫が4週間ぶりに増加に転じたことも引き続き弱材料視された。(情報提供:東岳証券株式会社)
WTI原油は小幅上昇。イラク産原油の供給不安の後退や米株式軟調などが背景になった。市場はイラク情勢への警戒感は根強いものの、油田が集中する南部に戦闘が拡大していないため、同国産原油の供給に当面影響はないとの見方が広がった。
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2014-06-30 11:00