日経平均は90円高でスタート、ドル・円の上昇が支え

  大納会となる30日の日経平均株価は前日比90円28銭高の1万6269円22銭で寄り付いた。ドル・円が105円台前半(27日終値は1ドル=104円69銭-71銭)で推移するなど円が弱含んだため、東京市場では買いが先行した。   個別では、14年3月期で営業益2兆4000億円超と報じられたトヨタ自動車 <7203> が底堅い。東証1部銘柄に指定されたサムコ <6387> も堅調。日本電工 <5563> との株式交換による統合を発表した中央電気工業 <5566> も物色されている。2013年度内に細胞医薬品を申請すると報じられた日本ケミカルリサーチ(JCR) <4552> は買い気配スタート。   半面、14年3月期第3四半期で営業減益が伝わった日本製紙 <3863> は下落。冷凍食品から農薬の一種が検出されたとして商品630万袋の自主回収を発表したマルハニチロホールディングス <1334> は急落した。14年2月期第3四半期で営業益26%減だったアダストリアホールディングス <2685> も軟調。(編集担当:宮川子平)
大納会となる30日の日経平均株価は前日比90円28銭高の1万6269円22銭で寄り付いた。
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2013-12-30 08:45