日経平均終値は67円高、MVNO関連やノンバンク株が急騰
30日の日経平均株価終値は、67円10銭高の1万5162円10銭と反発した。
前週末のNYダウの堅調や、27日の日経平均213円安の反発もあり、日経平均は64円高の1万5159円と小幅反発でスタート。
しかし、外国為替市場での円高進行などが重しとなり、朝高後は徐々に売り圧力が高まり、マイナス転換。午前10時台には43円安の1万5052円まで下落した。その後は買い戻しの動きから、後場には寄り付き付近まで盛り返して取引を終えた。
個別では、SIMロックの解除方針が報じられたことで、日本通信 <9424> がストップ高を付けるなどMVNO関連株が急騰。日本テレホン <9425> もストップ高を付けた。また、貸金業法の再改正報道にからみ、アイフル <8515> やアコム <8572> などノンバンク株が大幅高。
6月期予想が最終増益予想に転じたデジタルガレージ <4819> 、新規レーティングが好感されたアールテック・ウエノ <4573> 、今3月期1Qが2ケタ増収増益となったニトリホールディングス <9843> なども急伸した。
一方、今2月期第1四半期純利益が減益に終わったしまむら <8227> や、今12月期の利益予想を減額した東海カーボン <5301> が軟調。マツダ <7261> からの156億円の損害賠償請求を受けた東海ゴム工業 <5191> は小幅安となった。
業種別では、ノンバンク、ガラス・土石、金属製品、食料品、パルプ・紙株などが堅調。鉱業、保険、証券、不動産株などが弱含んでいる。(編集担当:片岡利文)
30日の日経平均株価終値は、67円10銭高の1万5162円10銭と反発した。
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2014-06-30 15:15