今週の為替相場見通し(2013年12月30日-)=為替王

  「上昇トレンド(円安トレンド)は継続中」「1ドル=105円を超えて上昇する」と予想してきました通り、先週金曜日、ついに約5年ぶりに105円を回復しました。   今週の見通しについて。円安シナリオが完璧に的中している米ドル円は、今週も上昇トレンド(円安トレンド)が継続しやすいと見ています。105円台に多少節目もあり、動きが鈍くなりやすいポイントも多少あるのですが、上昇ターゲットはズバリ106円台。勢い余って107円台に達する可能性もあるとの見方を維持します。   ユーロ円については先週号で、「上方向は144円~145円あたりといった水準も目指せる形」と明言しました。先週は本当にその通りに動き、先週金曜日に1ユーロ=144円に到達し、そのまま夜間には145円に到達しました。完璧に予想が的中する結果になりましたので、よかったと思います。   問題の豪ドル。一時的に反発していた豪ドル米ドル相場について先週号で、「0.89台半ばが上値抑制目処になる」と申し上げました通り、先週は0.895まで上がったところがピークで、週末は再び0.88台に落ちてきました。オーストラリア当局が豪ドル高に不快感を示していることもありますが、引き続き、チャート分析の観点でも下落トレンド継続中との見方になります。為替相場全体で円安傾向であるため、豪ドル円だけが一方的に下落するような雰囲気でもありませんが、豪ドル米ドル相場に足を引っ張られています。この年末年始、あるいは来週以降、米ドル円がひとまず短期上昇トレンドが終わって反落する流れに入った時、かなり要注意の通貨になるかもしれないことは頭に入れておきたいです。(執筆者:為替王)
「上昇トレンド(円安トレンド)は継続中」「1ドル=105円を超えて上昇する」と予想してきました通り、先週金曜日、ついに約5年ぶりに105円を回復しました。
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2013-12-30 09:30