日経平均は前日終値を挟んでもみ合い、様子見ムード強い

 7月1日の日経平均株価は前日比17円54銭高の1万5179円64銭で寄り付いたが上値は限定的で、その後は下げに転じる場面もみられた。中国や欧米で重要な経済指標の発表を控えていることもあって様子見ムードが強い。一方、寄り付き前には日銀短観(6月調査)が発表され、大企業製造業DIがプラス12と市場予想(プラス15)を下回ったが、市場の反応は限られている。  個別では、日本を除くアジアの売上高を数年で最大4割まで増やすと報じられたスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> が急伸。14年8月中間期業績予想を上方修正した米久 <2290> や14年5月期業績予想を上方修正した宝印刷 <7921> も買われている。15年5月期で増収増益を計画したウェザーニューズ <4825> も堅調。  半面、中期事業計画を見直した日本サード・パーティ <2488> は軟調。14年6月期業績予想を下方修正したペプチドリーム <4587> も下落している。公募増資などを発表したサカイ引越センター <9039> もさえない。(編集担当:宮川子平)
7月1日の日経平均株価は前日比17円54銭高の1万5179円64銭で寄り付いたが上値は限定的で、その後は下げに転じる場面もみられた。
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2014-07-01 09:15