DNCは最高値肉薄、連続の最高純益更新・増配を見直し割安株買いが増勢

  ダイキョーニシカワ(DNC) <4246> は、寄り付きのもみ合いから12円高の1999円と続伸し、今年6月20日につけた上場来高値2049円に肉薄している。今年5月7日に発表した3月13日の新規株式公開(IPO)後の初決算となる3月期業績で、前期業績が、IPO時の予想業績を上ぶれて着地して普通配当の増配と記念配当を実施、今期業績も連続の過去最高純利益の更新と増配を予想したことを見直し割安株買いが増勢となっている。6月下旬に入ってIPO市場が活況を取り戻し、人気化する銘柄が続出していることも、直近IPO株人気の再燃期待を強めている。 ■2ケタ続伸の連続最高純益更新で市場コンセンサスを上回る   同社の今3月期業績は、売り上げ1180億円(前期比8.7%増)、経常利益83億円(同5.1%増)、純利益50億円(同15.1%増)と続伸が予想され、純利益は、前期の過去最高を連続更新するとともに、市場コンセンサスを10億円超上回る。マツダ<7261>(東1)を主要納入先とする自動車向け樹脂部品の製造・販売メーカーとして、国内外で新車販売が好調に推移しており、この受注増で国内の新工場や中国、メキシコの子会社の稼働が本格化、増収効果に加えて引き続きコスト削減活動を推進していることが、業績続伸要因となっている。   今期配当は、前期配当をIPO時予想の普通配当31円を36円に引き上げ上場記念配当3円を上乗せして年間39円に増配したが、今期はさらに45円に連続増配を予定している。 ■PERは7倍台、PBRは1倍ソコソコ、配当利回りは2.2%と超割安   株価は、今年3月に公開価格1600円でIPOされ1799円で初値をつけ1975円まで買い進まれ、期末の配当権利落ちで上場来安値1468円まで調整したが、前期業績の上ぶれ着地と今期続伸業績が、市場コンセンサスを上回るとして25日移動平均線をサポートラインに下値を切上げ上場来高値2049円まで4割高した。高値後は、再度25日線で下値を確認する再調整場面となっているが、PERは7倍台、PBRは1倍ソコソコ、配当利回りは2.2%と超割安となっている。直近IPO株人気もフォローして高値抜けから一段の上値追いに拍車を掛けよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ダイキョーニシカワ(DNC)<4246>(東1)は、寄り付きのもみ合いから12円高の1999円と続伸し、今年6月20日につけた上場来高値2049円に肉薄している。
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2014-07-01 10:00