日経平均は164円高で取引終了、3日ぶり1万5300円台回復

 1日の日経平均株価は前日比164円10銭高の1万5326円20銭と続伸して取引を終えた。寄り付き直後は下げに転じる場面もあったが、先物への買いをけん引役に切り返し、日経平均は上げ幅を一時200円超に拡大。後場は伸び悩んだものの、終値としては3営業日ぶりに1万5300円台を回復した。  なお、日銀短観の大企業製造業DIは事前予想を下回り、中国の6月製造業PMIは予想通りの結果となったが、いずれも市場の反応は薄かった。  業種別では、東邦金属 <5781> 、大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> など非鉄金属株の上昇が目立った。国際石油開発帝石 <1605> など資源開発株も堅調。オリンパス <7733> など精密機器株、ユニオンツール <6278> など機械株も引き締まった。一方、アコム <8572> などノンバンク株は利益確定売りが先行した。  個別では、FON社との提携検討などを発表したワイヤレスゲート <9419> がストップ高。SIMロック解除関連では、日本テレホン <9425> などへの物色も継続した。資源エネルギー庁がPPS事業開始届出書を受理したと発表したジオネクスト <3777> も高い。サムスン電子のアプリストアで「ココッパ」の提供を開始したユナイテッド <2497> も急伸した。  半面、中期事業計画を見直した日本サード・パーティ <2488> は急落。東証が委託保証金率の引き上げを発表した三菱化工機 <6331> も安い。(編集担当:宮川子平)
1日の日経平均株価は前日比164円10銭高の1万5326円20銭と続伸して取引を終えた。
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2014-07-01 15:00