アドバネクス、子会社株式の譲渡で特別利益を計上

 アドバネクス <5998> が1日引け後、子会社の株式譲渡を発表した。  同社が従来100%を保有していた子会社第一化成ホールディングスについて、同社のプラスチック事業の国内売上高が減少しアジアの売上高が増加傾向にあることから、台湾の企業グループ能率集団(ABICO GROUP)に49%を譲渡。中国や東南アジアにおけるプラスチック事業のさらなる拡大を目指すという。  これにより、アドバネクスは株式売却益2億9000万円を特別利益に計上。今3月期の9月中間期純利益予想は、従来計画の1億5000万円から4億4000万円(前年同期比65.4%増)に修正、増益予想に転じた。売上高や営業利益は従来予想を据え置いている。  株式売却資金は、コア事業である精密ばね事業の強化に充当。計画中の国内自動車部品専用工場や、アジアの生産体制拡充などに投資する方針としている。  アドバネクスの1日の終値は、前日比変わらずの172円。(編集担当:片岡利文)
アドバネクスが1日引け後、子会社の株式譲渡を発表した。
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2014-07-01 16:30