アドバネクス11%高、子会社株式を譲渡しコア事業の強化に充当

 アドバネクス <5998> が大幅高。午前9時34分に19円高(11.0%高)の191円まで買われている。  同社は1日引け後に子会社の株式譲渡を発表し、業績予想を修正したことが材料視されている。  従来100%を保有していた子会社第一化成ホールディングスの株式について、プラスチック事業で国内売上高が減少しアジアの売上高が増加傾向にあることから、台湾の企業グループ能率集団(ABICO GROUP)に49%を譲渡。中国や東南アジアにおけるプラスチック事業のさらなる拡大を目指すという。  これにより、アドバネクスは株式売却益2億9000万円を特別利益に計上。今3月期の9月中間期純利益予想は、従来計画の1億5000万円から4億4000万円(前年同期比65.4%増)に修正、増益予想に転じた。  売上高や営業利益は従来予想を据え置いている。  株式売却資金は、コア事業である精密ばね事業の強化に充当。計画中の国内自動車部品専用工場や、アジアの生産体制拡充などに投資する方針としている。(編集担当:片岡利文)
アドバネクスが大幅高。午前9時34分に19円高(11.0%高)の191円まで買われている。
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2014-07-02 09:30