WTI原油先物小幅続落、冴えない米6月ISM製造業景況指数を受け

 7月1日のスポット金は、前日の高値を超えたものの、小反落で引けた。  世界最大のETF、SPDRゴールド・トラストの保有量は1日時点で前日比5.7トン増を記録し、1日当たりの増加幅としては今年3月10日以来最大となったとなた。これを受けスポット金に買いが入り、一時1330を上回って、1333.9の日中高値を付けた。しかし、その後利食いの動きが強まって、値を消した。ただ、市場では、米経済指標はまずまずだが、不透明感も若干残っており、FRBの量的緩和が金相場を依然として金価格を支えるとの見方が広がっている。  WTI原油先物は、小幅に続落した。  アジア時間帯の原油価格は中国の6月製造業購買担当者景況指数(PMI)の発表を受け、堅調だった。中国国家統計局が発表した6月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が51.0と、5月の50.8から上昇し、昨年12年月以来半年ぶりの高水準となったため、需要増期待が膨らんだ。NY時間帯で一時106.07まで上昇したが、米6月製造業景況指数が低下したことを受け、一転して下落基調となった。  米サプライ管理協会(ISM)が発表した6月の製造業景況指数が55.3と前月比低下し、事前の予想値55.8も下回ったことが響いたもよう。また、今週末に米独立記念日を含む3連休を控えてハリケーン「アーサー」が米東部に接近し、ガソリン需要を抑えるのではないかとの不安が浮上したことも相場を下押しした。(情報提供:東岳証券株式会社)
WTI原油先物は、小幅に続落した。アジア時間帯の原油価格は中国の6月製造業購買担当者景況指数(PMI)の発表を受け、堅調だった。
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2014-07-02 11:00