NECが買われる、1Q決算発表は税金対応などに注目
NEC <6701> に対して、ゴールドマン・サックス証券が1日付でリポートを発行している。
同証券では今後12カ月の目標株価を350円から380円に引き上げ。上値余地が大きい銘柄として、投資判断は「買い」を継続している。
今3月期の第1四半期営業損益について、同リポートでは90億円の赤字と予想。子会社売却による営業利益減が影響すると見ながらも、スマホ撤退効果や、IT、社会システムなどの増収もあり、増益を見通した。
また、注目点としては、決算発表における税金や会計基準に関する会社側の補足説明を挙げる。NECカシオの清算やルネサス株の売却の時期について、欠損金が有効に活用できるタイミングを見計らっていると指摘。年末から来15年には「具体的な動きが出てくる」と想定している。
一方、NECの国際会計基準への移行に関しては「やや前向きになる条件が整いつつある」とコメント。国際会計基準を適用した場合に、日本基準と比較して税引後利益が500億円増加すると見通した。
NECの2日の株価は、午後0時56分に15円高の354円まで買われている。(編集担当:片岡利文)
NECに対して、ゴールドマン・サックス証券が1日付でリポートを発行している。
japan,company
2014-07-02 13:00