日経平均終値は43円高、ノンバンク株が強調、テラはS高

 2日の日経平均株価終値は、43円77銭高の1万5369円97銭と3日続伸。  前日のNYダウが過去最高値を更新したことで、日本株にも買いが波及。日経平均は80円高の1万5406円で寄り付き、上げ幅は直後に100円を超えた。  しかし、為替がやや円高基調を示していることもあり、積極的に買い上がる動きはなく、前場は1万5400円台のもみ合いに終始。後場は利益確定売りでやや値を下げた。  個別では、前期業績予想を大幅上方修正したE・Jホールディングス <2153> や、フォーメンバーズ社への投資を実施するアクロディア <3823> がストップ高まで買われた。  また、国内でNK細胞培養に関する特許が成立したテラ <2191> や、カジノ事業参入の検討準備を開始したSDエンターテイメント <4650> 、1Qの高進ちょくが好感された良品計画 <7453> などが急騰。外資系証券が目標株価を引き上げたブリヂストン <5108> 、子会社の株式譲渡を発表したアドバネクス <5998> なども強い動きをみせた。  上海の規制撤廃報道で思惑が及んだことで、アイフル <8515> 、アコム <8572> などノンバンク株も大幅高している。  一方、アクセス集中でスマホ向けアプリ配信を一時中断と発表したブロッコリー <2706> がストップ安。国内証券が投資評価を引き下げたSUMCO <3436> 、中国の製造委託工場でのトラブル発生が懸念されたアルプス電気 <6770> などが弱含んだ。  業種別では、タイヤ、海運、ノンバンク、石油製品、非鉄金属株などが大きく買われ、鉱業、ガラス・土石、建設株などが軟調となっている。(編集担当:片岡利文)
2日の日経平均株価終値は、43円77銭高の1万5369円97銭と3日続伸。
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2014-07-02 14:30