【今日のドル円】米雇用統計と祝日前で波乱の予感、勝負はNY市場の午前中
ドル/円は昨日、良好な米6月ADP全国雇用者数の結果を受けて200日移動平均線よりも上の水準に復帰した。ただ、本日は米6月雇用統計があり、油断はできない。市場予想を大きく下回れば、再度200日移動平均線より下に値を沈める可能性がある。その場合、「テクニカル的に当面頭が重い」状態は継続すると見られる。
他方、市場予想より良好だった場合、「良好だが、早期利上げ観測を喚起するほどではない」と判断される程度の結果であれば、ドル/円は200日移動平均線をサポートにしっかりとした推移になろう。
ただ、「早期利上げ観測を喚起させるほど、市場予想よりも大幅に強い結果」の場合、初動はドル高が進みそうだが、株価が失速すればドル/円には重石となる。また、非農業部門雇用者数と失業率のみならず、労働参加率など「中身」を見て動く様子も散見されるため、発表後の動きの変化にも要注意。同時刻に発表されるドラギ欧州中銀総裁の会見も波乱材料だ。
なお、本日の米国は祝日前で、株と債券市場は短縮取引となる。勝負はNY市場の午前中になるだろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ドル/円は昨日、良好な米6月ADP全国雇用者数の結果を受けて200日移動平均線よりも上の水準に復帰した。ただ、本日は米6月雇用統計があり、油断はできない。市場予想を大きく下回れば、再度200日移動平均線より下に値を沈める可能性がある。その場合、「テクニカル的に当面頭が重い」状態は継続すると見られる。
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2014-07-03 09:45