フランクリン・コヴィー、「7つの習慣」新セミナーで磨かれた効果を発揮

 フランクリン・コヴィー・ジャパンは、2014年6月30日に新しい研修プログラム「7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0」をリリースした。「新プログラムは、行動変容を促す“学び”や“気づき”に加え、実際に行動変容につながる“実践”と“定着”に焦点をあてたもの」(フランクリン・コヴィー・ジャパン副社長の佐藤亙氏)という。6月30日から7月2日まで3日間で新版リリース公開記念セミナーが開催された。参加者や参加したファシリテーターに、新しいプログラムに対する感想や意見を聞いた。(写真は、新版リリース公開記念セミナーの様子。サーチナ撮影)  「7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0」では、テキストやツール、講演で用いる映像コンテンツなど、研修内容を8年ぶりに全面的に刷新した。テキストブックは、写真や画像を多用した印象的な構成に改定され、大事な要素が印象に残りやすい工夫がある。また、全34本の動画教材は、「より洗練され効果的になった」(佐藤氏)。印象的なエピソードを数分間に編集してあり、インパクトが大きい。  研修プログラムは、スティーブン・R・コヴィー博士が過去200年間の成功に関する文献を研究し、長期にわたり成功するための原則を体系付けまとめた書籍「7つの習慣」をベースに、ビジネスにおいて好業績を維持できる人材育成のために構成されたセミナープログラム。「7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0」は、フランクリン・コヴィー・ジャパンが主催する「公開コース(3日間コース/2日間コース)」の他、企業内セミナー「ファシリテーター派遣コース」、そして、「社内ファシリテーター養成制度」がある。  ファシリテーターの山口直樹氏は、新版リリース公開記念セミナーを体験して「従来の研修は、ファシリテーターが語って説明するボリュームが大きかったことに対し、新版は、ファシリテーターが語る内容はシンプルになり、受講する方が自分自身で気づきを引き出していくものになっている。“7つの習慣”の実践を促すためのアプローチが全然違う。ファシリテーターとしてもセミナーについてのパラダイムを変えて臨む必要がある」と語っている。  実際に受講した公益財団法人岡山県環境保全事業団の柏原拓史氏は、「新しいプログラムは、“公的成功”の実践に焦点が当たった内容になったように感じた。“私的成功”についての理解という点では、従来のやり方の方が、わかりやすい印象だったが、後半部分の公的成功を実践するという段階になると、新プログラムの方が、より具体的に組織内で活かせる内容が多くなっていた」という。  岡山県環境保全事業団は「7つの習慣」の研修を導入しているが、柏原氏は「“私的成功”から“公的成功”への連携に課題を感じていた」という。「実際に、研修を受けた個々人が活性化され生活態度が変わったと実感することは多かったが、法人として『7つの習慣』の内容が組織内に浸透しているかという点では、今一つ成果がはっきりしなかった。今回の研修を体験して、組織を効果的にするために、取り入れたいヒントがたくさんあった」と語っていた。(取材・編集担当:徳永浩) 
フランクリン・コヴィー・ジャパンは、2014年6月30日に研修プログラム「7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0」をリリースした。(写真は、新版リリース公開記念セミナーの様子。サーチナ撮影)
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2014-07-03 09:45