マイクロソフトへの「依存」断ち切る・・・中国に続き、韓国も発表=中国メディア

 米マイクロソフト社が基本ソフト(OS)「Windows XP」のサポートを終了したことについて、韓国政府は1日、2020年までにマイクロソフトへの依存を断ち切り、オープンソースに切り替えると発表した。中国メディアの北京商報が2日付で報じた。  中国政府が5月に政府調達のコンピューターに対する「Windows 8」の搭載を禁止すると発表したことに続き、韓国政府がマイクロソフトへの依存を断ち切ると発表したことについて、記事は「Windowsが再び壁に直面した」などと報じた。  記事は、韓国政府が2015年から10カ所の学校を拠点にオープンソースOSのテストプロジェクトを立ち上げる予定であることを伝えた。さらにスタッフの教育やOSのテストにかかる費用は韓国政府が負担することについて、「韓国政府は自国のソフトウェア開発に対するサポートを強化しているようだ」と論じた。  続けて、マイクロソフトが中国と韓国で相次いで壁に直面したのは「Windows XP」のサポートを終了させたことが原因だと主張。2001年から全世界でほぼ独占状態にあったOSのサポートを終了させ、買い替えを余儀なくされたことで「一般消費者だけでなく、各国の政府や企業から巨額の利益を得た」と主張した。  また、マイクロソフトに依存したままでは将来的に再び買い替えコストが発生することは不可避との声があると紹介。そのほか、NSA(米国家安全保障局)による盗聴問題が明るみになって以降、多くの国や企業は情報の安全を重視し始めているとし、「国外のIT企業に対する依存を減らし、国産OSやソフトウェアの開発へと舵を切っている」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Torian Dixon/123RF.COM)
米マイクロソフト社が基本ソフト(OS)「Windows XP」のサポートを終了したことについて、韓国政府は1日、2020年までにマイクロソフトへの依存を断ち切り、オープンソースに切り替えると発表した。中国メディアの北京商報が2日付で報じた。(イメージ写真提供:(C) Torian Dixon/123RF.COM)
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2014-07-03 12:00