ゴールドマン証がミツミの投資判断を「中立」に引き上げ

 ミツミ電機 <6767> に対して、ゴールドマン・サックス証券が2日付でリポートを発行している。  同社の今3月期第1四半期の営業損益は、過剰出荷の反動もあり25億円から30億円の大幅赤字になると同証券では予想。ネガティブに評価している。  一方で、第2四半期以降は、カメラ用のVCM(Voice Coil Motor)やOIS(Optical Image Stabilizer)の数量拡大、ゲームの売上構成比の低下、半導体の赤字縮小などから、「低位ながらも一定の黒字を確保する力量は備わってきた」と分析しており、今期予想のさらなる下振れは回避できると見通した。  株価はすでに低位にあるとの見方から、目標株価は670円を据え置き。多少の下値リスクは残ると見ながらも、「1Qの大幅赤字で株価はほぼ大底判断となる」と予想。また、セクター相対により投資判断は「売り」から「中立」に引き上げている。  ミツミの3日の終値は、前場に45円高の789円まで買われている。(編集担当:片岡利文)
ミツミ電機に対して、ゴールドマン・サックス証券が2日付でリポートを発行している。
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2014-07-03 12:45