上海はロシア並み、中国全国平均はペルーのレベル＝１人当たりＧＤＰ

　中国紙、経済参考報は国際通貨基金（ＩＭＦ）が発表した２０１３年における世界１８６の国と地域の１人当たりＧＤＰと自国全体、および省・中央直轄市・少数民族自治区別の同指標を比較する記事を発表した。中国全体の１人当たりＧＤＰは６７４７ドルで、６６７６ドルだったペルーとほぼ同じ。経済先進地域である上海は市は１万４５５１ドルで、１万４８１８ドルのロシアとほぼ同じだ。以下、記事中に登場する国や地域の人口１人当たりのＧＤＰは記事末にまとめて掲載する。 　ＩＭＦ発表で、１人当たりＧＤＰの上位５カ国はルクセンブルグ、ノルウェー、カタール、スイス、オーストラリアだった。日本は第２４位。香港は第２５位、台湾は第３８位だった。 　中国で１人当たりＧＤＰが最も高かったのは天津市でＩＭＦの世界ランキングでは第４６位のリトアニアに近い。北京市は第４７位のチリよりやや低い数字だ。上海市は第５１位のロシアとほぼ同じだ。 　少数民族自治区は１人当たりＧＤＰの数値が低く、ＩＭＦランキングにあてはめると順位が下がる。内モンゴル自治区は第６４位のパナマに近い。新疆ウイグル自治区は第８９位のエクアドルに近い。 　チベット自治区は第１０６位のチュニジアよりやや低い。中国の３１省（中央直轄市・民族自治区）の中で１人当たりのＧＤＰが最も少ない甘粛省は中南米のガイアナのに近い数値だ。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ルクセンブルグ：１１万４２３ドル ノルウェー：１０万３１８ドル カタール：１０万２６０ドル スイス：８万１３２３ドル オーストラリア：６万４８６３ドル 日本：３万８４９１ドル 香港：３万７７７７ドル 台湾：２万９３０ドル。 天津市：１万６０８５ドル　－　リトアニア：１万６００３ドル 北京市：１万５０５２ドル　－　チリ：１万５７７５ドル 上海市：１万４５５１ドル　－　ロシア：１万４８１８ドル 内モンゴル自治区：１万９００ドル　－　パナマ：１万８３８ドル 新疆ウイグル自治区：６１７４ドル　－　エクアドル：５９６８ドル チベット自治区は４２０５ドル　－　チュニジア４３４５ドル 甘粛省：３７０１ドル　－　ガイアナ：３７２９ドル （編集担当：如月隼人）