ブリヂストンは利益率改善が顕著、連続最高益更新へ
ブリヂストン <5108> が快調な新値追い相場に進んでいる。収益構造の変化を支えに、業績が予想を上回るピッチで上昇しており、それにキャッチアップする展開と言える。
今2013年12月期の第3四半期累計決算は、営業利益が3189億円と前年同期比82%増の大幅な増益を記録した。そして特筆すべきなのは、第3四半期の営業利益率が14.3%にまで高まったことである。前12月期の営業利益率の実績は9.4%。今期は利益率が大幅にアップしていることがうかがえる。
為替の円安効果と原材料価格の低下が寄与しているほか、鉱山車両用超大型ラジアルタイヤなどの戦略商品の拡販も大きく貢献している。超大型タイヤは過酷な環境での使用に耐えられる高い品質が求められる。そのため、、製造可能なメーカーは同社と仏ミシュランなどに限られている模様だ。資源価格の下落により投資抑制の動きが見られ、需要は減速感が出てきているようだ。ただ、中期的に見れば需要拡大が有望で、同社でも国内一極集中のリスクを回避するため、現在は米国で新工場の建設を進めている。
前期の為替レートの前提は1ドル=95円、1ユーロ=124円。為替だけでも大幅な修正が可能なほか、同社は概ね当初は最低ラインを提示し、その後増額というのが基本パターン。今期も来期も史上最高利益確保の可能性が強くなっている。進撃はなお止まりそうにない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ブリヂストンが快調な新値追い相場に進んでいる。収益構造の変化を支えに、業績が予想を上回るピッチで上昇しており、それにキャッチアップする展開と言える。
economic
2013-12-30 11:00