ラクオリア薬は一時ストップ高、エイズ治療薬に関する事業が科学技術交流財団の推進事業に採択

　ラクオリア創薬 <4579> は急動意し、午前１０時３６分に１００円ストップ高の７０４円を付けた。４日、名古屋工業大学が研究代表者を務め、ラクオリア薬が参加している「製造コストの大幅削減を可能にするエイズ治療薬中間体の革新的合成」事業が、公益財団法人科学技術交流財団による共同研究推進事業に採択されたと発表した。 　エイズ治療薬は製造段階で「光学分割法」を伴うことが不可欠で、必然的に製造コストが膨らんでいたという。ラクオリア薬が参加する事業では、「光学分割法」によらない触媒コントロール法でエイズ治療薬中間体の触媒的不斉合成法を開発するため、製造コストの低減が期待される。（編集担当：宮川子平）