加賀電子が本格上昇開始、PER9倍台
エレクトロニクスの独立系総合商社、加賀電子 <8154> は、7月3日(木)36円高(+2.90%)の1277円と4営業日続伸している。5日移動平均線が25日移動平均線を上抜けミニゴールデンクロスを示現。中国・上海に販社設立に期待感があるほか、バリュエーション的に割安感があり、水準訂正が続くと予想されることから、好狙い場となろう。
同社は、エレクトロニクスの独立系総合商社として、電子部品・半導体ビジネス、EDMSビジネス、情報機器ビジネス、ニュービジネスの4つの事業を展開している。高機能携帯端末市場はスマートフォンやタブレット端末を中心に需要が拡大し、車載市場も堅調な需要増加が見込まれるほか、太陽光発電やスマートグリットなどの環境・エネルギー市場や、医療機器などのメディカル・ヘルスケア市場においてもさらに市場規模の拡大が進むものと予想され、成長の加速が期待されている。今2015年3月期売上高2600億円(前期比0.8%増)、営業利益53億円(同3.8%増)、経常利益60億円(同2.6%増)、純利益40億円(同3.2%増)を見込む。年間配当は30円を予定している。
株価は、3月28日につけた年初来の高値1476円から5月19日に年初来の安値1092円まで調整を挟んで5月30日高値1310円と上昇。1200円割れを下値として固め出直る方向となっている。同社が、中国・上海に販売会社を設立し、7月から営業を開始すると伝わっているが、日産自動車やトヨタ自動車など、現地に進出している日系の自動車メーカー向けに、東芝製の半導体や電子部品を供給することへの期待感が高まる。今期予想PER9倍台、PBR0.69倍と割安感があるほか、配当利回り2.3%と利回り妙味もソコソコあり見直し余地はあり、水準訂正高が続くと予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エレクトロニクスの独立系総合商社、加賀電子<8154>(東1)は、7月3日(木)36円高(+2.90%)の1277円と4営業日続伸している。
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2014-07-04 11:30