日経平均終値は88円高、朝高後は上げ幅縮小しもみ合いに

 4日の日経平均株価終値は、88円84銭高の1万5437円13銭と反発した。  米雇用統計の改善を好感し、前日のNYダウが大幅続伸。外国為替市場での円安進行も寄与し、日経平均は朝方から買いが先行。142円高の1万5490円で寄り付いた。  ただし、好材料出尽くし感や、週末を控え利益確売りが見られたことで、その後の日本株はジリ安の展開となり、小幅な値動きに終始。日経平均は1万5400円台前半でのもみ合いとなった。  個別では、エイズ治療薬に関する事業が科学技術交流財団の推進事業に採択されたラクオリア創薬 <4579> が一時ストップ高まで上昇。業績予想を上積みしたHIOKI <6866> やザインエレクトロニクス <6769> 、中間期計画に対して上ブレとなったエスプール <2471> なども急騰した。  ほかにも、NMP関連の新材料でフリービット <3843> が買われたほか、株式の2分割と実質の配当増額を発表したアルコニックス <3036> 、新たなバネを開発したと報じられた日本精線 <5659> などが大幅高となっている。  一方、3―5月期の営業減益が発表されたファミリーマート <8028> 、3―5月期の純利益が微増に終わったイズミ <8273> などが軟調となり、不二越 <6474> も売りが優勢となり、前日急騰した不二越 <6474> は反動売りで下落した。  業種別では、非鉄金属や空運、鉄鋼、海運、証券株などが強い動きとなり、鉱業、石油・石炭製品、保険、電力・ガス株などが下げ基調となった。(編集担当:片岡利文)
4日の日経平均株価終値は、88円84銭高の1万5437円13銭と反発した。
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2014-07-04 14:30