韓国、3大携帯電話メーカーの1社に倒産危機? 日本企業進出の可能性も=中国メディア

中国メディア・北方網は3日、サムスン電子、LGとともに3大携帯電話メーカーの1社とされる「パンテック」が赤字続きで負債が膨らみ、倒産寸前にまで追い込まれていると報じた。
記事は、パンテックが韓国国内の低価格携帯電話製品に特化し、フラッグシップ機で大きな成功を得たとする一方、赤字状態から脱却することができず、債権の償還期限が迫っていると伝えた。
同社が2月末に提出した再建計画書では、7月4日までに4800億ウォン(約480億円)の債務を償還するとしていた。しかし、昨年の営業損益が2920億ウォン(約292億円)にのぼり、今年第1四半期も67億ウォン(約6億7000万円)の赤字と振るわなかった。
債権者のうち、投資銀行などは債権を同社の株式に転換することに同意したが、国内3大ネットワークプロバイダーが態度を保留。株式化に同意しなければ、同社は破産申請の提出を余儀なくされる。
記事は、同社が破産すれば韓国携帯電話市場に長期的な影響を与えると分析。サムスンとLGによる2大巨頭構図になる可能性や、同社が持っていたシェアを奪いに国外メーカーが参入する可能性を挙げた。
そして、あるアナリストが中国の華為(ファーウェイ)、インドのマイクロマックスとともに日本の京セラといった企業名をあげて、同社を買収することで韓国携帯市場に進出する可能性もあるとの見解を示したことを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・北方網は3日、サムスン電子、LGとともに3大携帯電話メーカーの1社とされる「パンテック」が赤字続きで負債が膨らみ、倒産寸前にまで追い込まれていると報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-04 19:00