【相場展望】新高値銘柄が高水準で基調は強い、企業業績が焦点に

(7月7~7月11日)   6月米雇用統計の良好な内容を好感し、3日のNYダウは史上初めて1万7000ドルを突破、円も1ドル=102円台へレートバック、久しぶりに高揚感を持って始まった4日の東京市場は、日経平均が1万5490円と、前日比142円高で始まった。   しかし、結果的に寄り付き高値となり、引けにかけてはじりじりと値を下げる展開。これで日経平均の日足は3日連続の陰線となり、1万5500円台にそれなりの抵抗感が感じられる。今回は、ひとます好材料が出尽くした感触で、再び上昇力を強めるにはエネルギーを蓄える時間が必要と思われる。   上値の重さの背景は、消費増税後の影響が依然読み切れず、国内企業業績への懐疑的な見方が残っていることだ。決算発表が続いている小売業ではセブンイレブンの好調に対し、イオン<8267>(東1)は大幅減益と明暗が分かれている。まだら模様の業績が積極的な上値買いを控える要因になっている。   しかし、新高値銘柄が高水準だ。4日も新高値銘柄数は169銘柄に達したが、7月第1週は6月30日、120銘柄、7月1日、216銘柄、2日213銘柄、3日143銘柄の多きを数え、買いの間口が横に広がり、投資家の買い意欲が旺盛であることを示している。   7月2週は上値へのトライを見せながら、値固めが進む週になりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
6月米雇用統計の良好な内容を好感し、3日のNYダウは史上初めて1万7000ドルを突破、円も1ドル=102円台へレートバック、久しぶりに高揚感を持って始まった4日の東京市場は、日経平均が1万5490円と、前日比142円高で始まった。
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2014-07-05 14:30