ユーグレナは急動意後の調整一巡から2000円台へ始動、ミドリムシが「夢」から「実用化」

 ユーグレナ <2931> は、6月第3週に約500円幅の週足・大陽線で26週線を昨年12月中旬以来、ほぼ半年ぶり抜いて、「買い転換」している。その後、週足2本、高値圏でのモミ合いで、いわゆるチャートでいう「遊び足」となっている。調整を終え、再騰の場面は近そうだ。  出来高を伴って急伸したのは、6月25日に、「いすずと共同で微細藻類ユーグレナ(和名;ミドリムシ)由来の次世代バイオディーゼル燃料の実用化に向けた共同研究を締結した」、と発表したことによる。既に、今年7月1日から藤沢工場シャトルバスの定期運行として用いられているという。  さらに、2020年までにはジエット機の燃料としての実用化を目指しているという。燃料のほかにも食糧用としてケンコーマヨネーズから販売されている。  日本にとっては、原油依存を引き下げることにも繋がるもので、夢の段階から実用化の段階を向かえている期待の材料として位置づけることができる。  上場は2012年12月。昨年5月には権利修正値で3302円の高値がある。同社の業績はバイオベンチャーにはつきものの赤字ではない。黒字を挙げている。今9月期営業利益は横ばいながら営業利益1億7600万円の見通し。  需用が本格化すれば業績様変わりが予想され、株価についても予測可能なほど期待は大きい。  チャートでは、先ず、2000~2200円どころが目処となるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ユーグレナ<2931>(東マ・売買単位100株)は、6月第3週に約500円幅の週足・大陽線で26週線を昨年12月中旬以来、ほぼ半年ぶり抜いて、「買い転換」している。
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2014-07-06 08:00