ブイキューブはチャートが強力な買い転換、今期9割増益
ブイキューブ <3681> (東マ)は、7月4日(金)160円高(+4.09%)の4070円と急反発している。テクニカル的には、去る2日に日足一目均衡表チャートにおいて、雲を上抜けたほか、転換線が基準線を上抜け、遅行スパンも株価を上抜け「三役好転」となったことから、強い買いシグナルが点灯したことで、見直される可能性が高まっている。
同社は、ビジュアルコミュニケーションツールの企画・開発・販売・運用・保守や、企業などへのビジュアルコミュニケーションサービスの提供を行っている。顧客のニーズに合わせたラインナップを取り揃え、2013年国内Web会議市場で「V-CUBE」がクラウド市場で7年連続シェアNo.1獲得の実績がある。
6月24日前場引け後に大日本印刷(DNP)、ブイキューブ、ブイキューブ子会社のパイオニアVCの3社は、各社のシステムを連携させて企業の業務効率化を支援するサービスを提供するための業務提携したと発表した。第一弾として、DNPが提供するデジタルサイネージデジタルサイネージ用コンテンツ配信システムと、ブイキューブとパイオニアVCが提供するインターネット上で遠隔間を結び会議等を実現するビジュアルコミュニケーションサービスをセット販売します。3社が3年間で約150社への販売導入を目指すことへの期待感が高まる。
足元の業績は、「クラウド」型サービスの拡大を継続しつつ、海外展開を拡大・強化するとともに、新事業であるプラットフォーム事業を展開していく計画で、今2014年12月期売上高47億0500万円(前期比86.3%増)、営業利益5億2700万円(同90.6%増)、経常利益5億3400万円(同2.0倍)、純利益3億2200万円(同40.1%増)を見込んでいる。
株価は、1月6日につけた上場来の高値8840円から5月21日に上場来の安値2235円まで約75%の調整を挟んで6月9日高値4530円と上昇。上げ一服から6月27日安値3440円と下げて出直る動きとなっている。アジアにおける事業展開を営業面で牽引するマレーシアの事業が堅調に推移していることから、より積極的な市場拡大を目的として営業やマーケティングを担当する社員を増やし、マレーシアの現地法人V-cube Malaysia Sdn.Bhd.のオフィスを移転拡張。官公庁や教育機関、現地企業など数十社への導入が進み、2014年も堅調に推移しており、今後の事業展開も明るい見通し。目先5000円のフシ挑戦となるか注目されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ブイキューブ<3681>(東マ)は、7月4日(金)160円高(+4.09%)の4070円と急反発している。
economic
2014-07-06 08:15