日経平均は朝安後にプラス転換も上値限定的

 7日の日経平均株価は前週末比3円64銭安の1万5433円49銭で寄り付いた。前週末の米国市場が休場だったため、手掛かり材料難で動意薄の展開となった。日経平均は下落して寄り付いたあと、プラス圏へ浮上する場面もみられるが、朝方の時点で上値は限定的となっている。  個別では、新基準対応で原発安全対策が2兆円を超えるとの報道で、日本製鋼所 <5631> などが堅調。15年2月期第1四半期で黒字に転じた新星堂 <7415> が急騰。14年8月期利益予想を上方修正した暁飯島工業 <1997> も買われた。リクルートホールディングス上場に関する報道を受け、図書印刷 <7913> 、共同印刷 <7914> などに思惑買いが入った。  半面、15年2月期第1四半期で営業益3割減のイオン <8267> は軟調。15年5月期で最終2ケタ減益予想のミタチ産業 <3321> も下落した。14年5月中間期で減収減益だったトーセイ <8923> もさえない。(編集担当:宮川子平)
7日の日経平均株価は前週末比3円64銭安の1万5433円49銭で寄り付いた。
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2014-07-07 09:15