燃え上がった恋と相場は簡単には消せない=犬丸正寛の相場格言

■燃え上がった恋と相場は簡単には消せない   まさに、ごもっともな話である。若い時は誰でも経験のあることだが、好きでたまらないときは、親の言うことなど耳に届かず燃え上がって周囲とは関係ない世界です。それも、刻が過ぎると、どうしてあんなに燃えて夢中になったのだろうと醒めた心が顔をもたげ、今まで相手の良いところしか見なかったことにも欠点が気になるようになってくるものです。   相場も同じような展開を見せるところがあります。火のついた相場では少々のことでは天井打ちとはならないものです。そこには、恋の感情と同じように「時間」という日柄がポイントとなってくるはずです。いくら好きな相手でも日々、密着していれば飽きがくるように相場にも必ず倦怠感が待ち構えています。当然、いったん、相場が天井を打つと、今まで気にならなかった材料が悪魔のごとく変身して支配されるようになるものです。   「2014年夏の恋」とでも言う今の相場は、NYダウの1万7000ドル乗せで燃え上がって周囲が弱気を言っても無理です。しばらくは相場に口出しせず、素直についていくところでしょう。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
まさに、ごもっともな話である。若い時は誰でも経験のあることだが、好きでたまらないときは、親の言うことなど耳に届かず燃え上がって周囲とは関係ない世界です。
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2014-07-07 10:00