日本から輸入するオムツや生理用品、検査不合格が多いのはナゼ?=中国メディア

中国質検総局は4日、2013年の衛生用品の輸入状況に関するデータを発表し、中国が輸入した紙おむつなどの使い捨て衛生用品の適正検査で不合格率が急増し、その大半が日本から輸入した紙おむつや生理用ナプキンだったと発表した。
中国新聞社によれば、不合格率が急増した理由は中国の商社がラベルの変更などをせず、そのまま輸入しようとしたことにあるという。
記事は「使い捨て衛生用品の輸入が急増する一方、全体的に品質を楽観できない状況」と指摘、その理由として「使い捨て衛生用品の利用者が女性や子ども、高齢者が中心であること」、「利用者の肌に直接触れるなど、品質が利用者の健康に直接的な影響をもたらすこと」などを挙げた。
さらに、13年における使い捨て衛生用品のロット不合格率は前年比6.87ポイント増の8.6%に達し、さらに重量ベースでは前年比7.31ポイント増の8.78%に達したと伝えた。
一方、質検総局によれば、使い捨て衛生用品の不合格率が急上昇した主な理由は製品のラベルが中国側の規定に合致していなかったためで、ラベル不合格による不合格率はロットベースで96.9%を占めた。特に日本から輸入した紙おむつや生理用ナプキンのうち、不合格品の絶対的多数がラベル不合格によるものだったという。
また、不合格率が急上昇した背景として、記事は「中国国内の商社が日本で使い捨て衛生用品を買い付け、中国に輸入しているため」と紹介。日本国内で販売されている使い捨て衛生用品は日本の法律に基づいたラベル表記となっており、中国側の規定とは合致するものではなく、ラベル表記も日本語のままであると指摘。中国の商社が日本で買い付けた商品をそのまま中国に持ち込もうとしていることが「不合格率が高止まりしている原因」と論じた。(編集担当:村山健二)
中国質検総局は4日、2013年の衛生用品の輸入状況に関するデータを発表し、中国が輸入した紙おむつなどの使い捨て衛生用品の不合格率が急増し、その大半が日本から輸入した紙おむつや生理用ナプキンだったと発表した。
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2014-07-07 10:00