ウィルグループはハイブリッド派遣で競争優位、増益続く
ウィルグループ <6089> (東2)はここへきて押し目買いがボリュームアップに転じ、もみ合い放れたから新たな上昇ラウンドに転じる気配が強まってきた。
2013年以降、景気の持ち直しや規制緩和の方向性によって、人材派遣市場は再び拡大基調に戻りつつある。人材紹介(有料職業紹介)市場においても同様に増加傾向にある。そのため、家電量販店等で販売業務を行う「セールスアウトソーシング事業」、「コールセンターアウトソーシング事業」。工場の業務請負などの「ファクトリーアウトソーシング事業」の部門がそろって好調に推移している。
前2014年3月期の決算は、売上げ267億9800万円(前々期比20.9%増)、営業利益8億800万円(同30.7%増)の増収益決算となった。そして、今2015年3月期も売上げ329億1600万円(前期比22.8%増)、営業利益9億900万円(同12.6%増)と、連続の大幅増収益が見込まれている。
同社の売上げは2012年3月期190億円、2013年3月期221億円、2014年3月期に267億円、そしてこん2015年3月期は329億円と着実な成長トレンドを歩んでいる。
その原動力は、常駐社員であるフィールドサポーターと、派遣スタッフをチームとして現場に派遣する「ハイブリッド派遣」にある。現場における指揮命令系統が円滑になり、情報共有もしやすく、チームワークも高まり、顧客のニーズに応えている。ハイブリッド派遣を通じて派遣就業先のシェアを拡大、さらに、ハイブリッド派遣によって顧客の信頼を得て、業務請負に移行するなど、顧客との深い関係性を構築、安定的な成長に結びつけている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ウィルグループ<6089>(東2)はここへきて押し目買いがボリュームアップに転じ、もみ合い放れたから新たな上昇ラウンドに転じる気配が強まってきた。
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2014-07-07 12:00