レクサスが中国で生産されない理由は「こ・だ・わ・り」・・・真似できない=中国メディア

 トヨタが世界で展開している高級車ブランド「LEXUS(レクサス)」は現在、中国では生産されていない。中国メディアの新快報はこのほど、中国での生産を行わないレクサスについて「中国人消費者からすれば頑固にも思える」とする一方、日本国内での取材を通じてレクサスが持つ「こだわり」を実感したと紹介する記事を掲載した。  記事はレクサスのクルマづくりについて「顧客至上主義」であると高く評価したうえで、そのこだわりようは「まるで茶道」のようであると形容した。  茶道において、茶師は相手に最高のお茶を供するために茶具や茶葉を徹底して選ぶものと紹介し、レクサスの生産においても「工匠」たちは車の材料から徹底した選定を行っていると伝えた。  さらに、レクサスが材料を厳選している一例として、座席に使用される革について取り上げた。「天然皮革のうち、レクサスの基準に合致するものは10%ほどしか存在せず、さらに数回にわたる選別を経て、最高の質感と滑らかさを持った皮革だけが2カ月をかけてレクサスの座席になる」と紹介した。  また、レクサスの安全性についても紹介し、レクサス ESの塗装工程は42工程に達し、さらに6回も塗装を繰り返すと紹介。さらに「品質検査においては4000カ所以上において200種類の検査が実施されている」と伝えた。  記事はそのほかにもレクサスの生産は「人間による生産」を高度に重視していること、「匠」と称される熟練工が複数いることを紹介。「匠の技と経験こそレクサスの生産現場における最大の財産」とし、レクサスの日本での生産現場には「中国の自動車製造において到底まねのできない仕組みがあった」と驚きを示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Alexandr Blinov/123RF.COM)
トヨタが世界で展開している高級車ブランド「LEXUS(レクサス)」は現在、中国では生産されていない。中国メディアの新快報はこのほど、中国での生産を行わないレクサスについて「中国人消費者からすれば頑固にも思える」とする一方、日本国内での取材を通じてレクサスが持つ「こだわり」を実感したと紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Alexandr Blinov/123RF.COM)
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2014-07-07 13:15