日経平均は57円安で取引終了、材料難で方向感乏しい

 7日の日経平均株価は前週末比57円69銭安の1万5379円44銭と反落し、安値引け。  手掛かり材料難で方向感の乏しい展開となった。ドル・円が102円台前半で底堅く推移したため、日経平均は朝安後にプラス圏へ浮上。一方、前週末の米国株式市場が祝日で休場だったこともあり、上値は限られた。後場は小安い水準でもみ合い、引けにかけて下げ基調をやや強めた。  個別では、14年5月中間期で減収減益だったトーセイ <8923> が急落した。15年2月期第1四半期で大幅減益のイオン <8267> も売りが先行。6月度の既存店売上高が10カ月連続でマイナスとなったジェイアイエヌ <3046> も軟調だった。15年5月期で最終2ケタ減益予想のミタチ産業 <3321> もさえない。ソフトバンク <9984> 、ファナック <6954> 、京セラ <6971> なども上値が重かった。  半面、14年8月期利益予想を上方修正した暁飯島工業 <1997> は急伸。伊藤忠商事 <8001> が株式買い増しを発表したファミリーマート <8028> も買われた。リクルートホールディングス上場に関する報道を受けて、図書印刷 <7913> 、共同印刷 <7914> が上昇し、SIMロック解除関連銘柄の一角も活況で、日本通信 <9424> 、ワイヤレスゲート <9419> などが物色された。(編集担当:宮川子平)
7日の日経平均株価は前週末比57円69銭安の1万5379円44銭と反落し、安値引け。
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2014-07-07 15:00