日経平均は75円安で寄り付き、九州電や味の素など軟調

 8日の日経平均株価は、75円17銭安の1万5304円27銭で寄り付いた。  連休明けの前日NYダウが利益確定売りもあり44ドル安と反落。外国為替市場でドルが101円台後半とやや円高基調に転じていることもあり、日経平均は寄り付きから売りが優勢となり、その後に下げ幅は100円を超えている。  個別では、最大51億円の資金調達を発表した愛三工業 <7283> や3―5月期が大幅減益となった富士エレクトロニクス <9883> が売り気配でスタート。  原発再稼働が遅れる可能性が高まったことで九州電力 <9508> も売りが先行しており、スイス企業の買収計画が成立しなかった味の素 <2802> 、6月の既存店売上高が8%減となった日本マクドナルドホールディングス <2702> なども軟調となっている。  一方、CB発行と自社株買いを発表したカシオ計算機 <6952> が買い気配でスタート。今5月期営業益が9割増を予想したシグマ光機 <7713> や、今8月期予想を上方修正した技研製作所 <6289> 、5月中間期予想が営業増益に転じたイワキ <8095> なども買い気配となっている。(編集担当:片岡利文)
8日の日経平均株価は、75円17銭安の1万5304円27銭で寄り付いた。
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2014-07-08 08:30