中国人が韓国経済に抱く誤解・・・「日本の小型版」が正しい情報=中国メディア

中国の習近平国家主席が韓国を訪問し、中韓は自由貿易協定(FTA)の年内妥結で一致、さらに中国の通貨・人民元と韓国の通貨・ウォンの直接取引を行う市場の設立に合意した。韓国への関心が高まる中国において、21世紀網は7日、中国人が韓国経済に抱く複数の誤解を挙げ、韓国経済の正しい情報を知ることは重要だと論じた。
記事は1つ目に、「韓国経済は財閥による支配が深刻」という誤解を挙げた。韓国にはサムスングループ、LGグループ、現代グループ、SKグループ、ロッテグループなどの財閥が確かに存在し、サムスンの2013年の売上高は韓国のGDPの20%に相当したと紹介。
だが、記事は「企業グループによる支配が韓国より進んだ国はほかにもある」と指摘、欧米のグローバル企業のなかには、その国のGDPの70%以上の営業収入を叩き出す企業も存在すると主張した。
次に2つ目として挙げた誤解は「財閥系が韓国の貧富の差を生み出している」という点だ。富の分配の公平性を示すジニ係数について、韓国の2013年のジニ係数は0.28と日本や米国、中国よりもはるかに低く、富の分配は世界でも公平な部類に入ると紹介した。
さらに記事が指摘したのは「韓国企業はすでに日本企業を追い越した」という誤解だ。サムスンが日本の電機メーカーを圧倒していることは周知の事実としながらも、「それをもって韓国企業が全面的に日本企業を追い抜いたと論じるのは時期尚早だ」と主張した。
記事はその根拠として、2013年に営業利益が10億ドルを超える企業は韓国には12社しかないものの、日本には50社以上もあることを挙げ、「その差は依然として大きい」と指摘。
さらに韓国は製造業は強いが、金融や小売、サービスといった業種はあまり発展していないとし、「言うなれば、韓国は小型版の日本といったところ」と指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国の習近平国家主席が韓国を訪問し、中韓は自由貿易協定(FTA)の年内妥結で一致、さらに中国の通貨・人民元と韓国の通貨・ウォンの直接取引を行う市場の設立に合意した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-08 11:45