日経平均終値は65円安、一時プラス転換も買い続かず
8日の日経平均株価終値は、65円03銭安の1万5314円41銭と続落した。
前日NYダウの反落や為替の円高進行により日経平均は寄り付きから売りが優勢となり、75円安の1万5304円でスタート。午前9時台には下げ幅が154円まで拡大した。
一方、売り一巡後は買い戻しの動きが広がり、日経平均は徐々に下げ幅を縮小。日経先物に大口の買いが入ったと伝わったこともあり、後場にはプラスに転じる場面もあった。その後は手掛かり難から再度下げ基調に転じ、65円安で取引を終えた。
個別では、大型公募増資が嫌気された愛三工業 <7283> 、原発再稼働の遅れが見通された九州電力 <9508> が急落。6月の月次売上が大幅な減少となった日本マクドナルドホールディングス <2702> も売られた。
一方、次世代型ハイパワーインダクタを開発したFDK <6955> がストップ高。株主優待制度を新設したディア・ライフ <3245> 、今5月期の営業9割増益を見通したシグマ光機 <7713> もストップ高まで買われている。
また、3Dプリンター事業の急拡大が報じられたMUTOHホールディングス <7999> や、5月中間期予想が営業増益に転じたイワキ <8095> が急騰。CB発行と同時に自社株買いを発表したカシオ計算機 <6952> 、15年5月期の業績拡大を見通したオオバ <9765> 、心臓ペースメーカーの新商品を発売する日本ライフライン <7575> などが大きく買われた。
業種別では、非鉄金属や水産、空運株などが堅調。保険、ノンバンク、証券、鉄鋼株などが下げ基調となった。(編集担当:片岡利文)
8日の日経平均株価終値は、65円03銭安の1万5314円41銭と続落した。
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2014-07-08 14:45