中国がGDP算出方法を見直しへ、「R&Dの支出を含める方針」=中国メディア

 中国国家統計局は国内総生産(GDP)の算出方法の見直しを進めている。中国メディアの新浪財経は21世紀経済報道を引用し、「統計局は研究開発(R&D)の支出をGDPに含める方針」と伝えた。  新浪財経は、野村證券が新しい算出方法に則って中国GDPを算出したことを紹介、名目GDPの額は1.5-2.0%ほど上昇し、実質GDPの成長率は0.1ポイントの上昇となる見込みであると伝えた。  記事は「研究開発の支出は現在、中間支出としてGDPの算出額には含まれていない」と紹介。国家統計局が準備を進めている新しい算出方法では、研究開発の支出は資本形成として扱われることになると伝えた。  2001年に1042億元(約1兆7000億円)だった中国の研究開発費は、13年には1兆1900億元(約19兆500億円)にまで急増しており、記事は新しいGDP算出方法はGDPの伸びに影響をもたらすと指摘。さらに野村證券の予測を引用し、新しいGDP算出方法に基づいて計算すれば2013年のGDP成長率は7.7%から7.8%へと0.1ポイント上昇すると紹介した。  また、記事は野村證券の分析を引用し、「新しい算出方法は14年のGDP成長率に大きな影響をもたらさず、従来の7.5%増のまま変わらない」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国国家統計局は国内総生産(GDP)の算出方法の見直しを進めている。中国メディアの新浪財経は21世紀経済報道を引用し、「統計局は研究開発(R&D)の支出をGDPに含める方針」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-07-08 18:00